工場経理のやりがいとは?

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工場経理に興味がある人

・工場経理に興味があるけど、どういうやりがいがあるんだろう?

・工場経理をやるとどういう力がつくんだろう?

今回は上記のような疑問に応える記事です。

おおまかな工場経理の業務内容についてお伝えした後に、工場経理のやりがいを感じるときについてお伝えしていきます。

工場経理に興味がある方は参考にして頂ければ幸いです。

目次

工場経理の業務内容について

まず決算業務があります。
決算では原価計算を用いた仕掛品の計算屑計算、それから固定資産会計も行います。

決算に関係する棚卸業務では実際に現場に出て作業をすることがあるため、ずっと机でPCを触っているだけではないので本社経理より飽きないかもしれません。
それに現場を歩けば運動不足解消にもなるので、私は工場経理のときの方が健康的でしたね。

それから決算が締まった後に、原価分析を行います。
予算より経費を使っていないか、1ロットを生産するための人件費は悪化していないかなど、その工場に関係する全ての原価を分析していました。
私の会社では基本的に工場経理勤務になると責任者として工場に行くことになりますので全ての原価を把握しておく必要がありました。

よって工場長になったような気分で仕事していましたね。
(実際は単なる作業者ですが・・)

本社経理の場合、どうしても業務が細分化されて、その業務の一部分しか担当できないことがあります。

工場経理では本社経理の規模に比べれば小さくなりますが、自分で工場の決算を締めて、自分で分析して、自分で報告しますから、全てを自分の裁量でできるのは魅力的です。

逆に言いますと、自分で考えなければ決算も締まらない、原価分析もできない、といった厳しい部分もあるので、指示を受けるよりは自分を律して、自分で考えて業務を進めたいと思う方は向いているかもしれません。

また一年に一回の業務で償却資産税申告という税務の業務もあります。
これは当年一年分の固定資産の移動(新規取得・廃売却等)を地元の役所に申告する、という業務です。

こういった税務にも触れられますし、現金出納監査対応もあります。

このように”工場経理”と一言で言っても、現金を数えたり、税務の申告書を作ったり、監査対応したりといった原価関連以外の業務もありますので、その時々に応じて様々な業務をこなす力量も必要になります。

工場経理のやりがいとは?

 私は経験上、下記の2つを挙げます。

①幅広く様々な業務を経験でき、業務スキルが身に付く
②自分の原価分析次第で工場を良くできる


①は先ほどご紹介したように原価計算を用いた決算、棚卸、税務など幅広く様々な経験ができ、業務スキルが身に付きます。

さらに業務スキルが身に付いて安定した工場運営ができるようになると自分に自信が付きます。
業務内容が多岐に渡るので大変ですが、それに見合うスキルも身に付きます。

②は自分で決算を締めた後に自分で原価分析も行いますので、そこで正しく分析して報告し、良い改善に繋げられれば工場を良くすることができますので、達成感を感じてやりがいを感じることができます。

良い改善に繋げられることとは、例えば決算を見て人件費が良化していれば工場幹部も現場の作業者も喜びますが、その理由が単純に生産量が増えているだけの要因で実質な改善ではない場合はしっかりと報告し、改善を促します。

そして次月に改善がされたかどうかをフォローし、それも妥当な内容でなければさらに改善を促します。

その際には無理な目標設定をしてしまうと現場作業者の不安全行動やモチベーション低下に繋がりますので、適切な目標設定を行うのも工場経理の大事な仕事です。

以上のように、工場経理は大変かもしれませんが、同時に多くのやりがいもあります。

工場経理に興味がある方は、こういったやりがいがあることを知っておいてもらえたら幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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