工場経理担当者がうまくやっていくには何が必要?

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!
工場経理に不安を感じている人

・工場経理に就くことになったけど、うまくやっていけるかな・・。

・簿記の資格はあるけど、工場経理で働くには他に何が必要なんだろう?

今回はそんな疑問・不安に応える記事です。

工場経理でうまくやっていくには何が必要かをお伝えしていきます。

目次

簿記の知識より大切なこと

結論から言いますと会計の知識や簿記の資格とかよりも、“現場の方々と日頃からコミュニケーションを取って信頼関係を築くこと”、が工場経理にとって非常に重要です。

工場に行くと、社内で見た資料や決算資料で見たことあるものが実際に目の前に広がっています。
原料、仕掛品、固定資産、貯蔵品・・・非常にたくさんのものがあります。

工場経理を行う上で経理実務や会計の知識は必要なものかもしれませんが、現場を知らないと決算を締めていても訳がわかりません。

ですから私は出来るだけ現場に出て様々な質問をすることにしました。

現場の方は黙々と作業されていますけど、休憩中に話してみると饒舌に喋ってくれて、色々なことを教えてくれました。

現場の方と話してみて分かったことですが、現場の方は自分の仕事に誇りを持っていて、実は色々と話を聞いてほしいみたいなんです。

これはチャンスです。
私はそれを大いに業務に生かせて頂きました。

この機械のこの部分はなんでこんな仕様なのか、なんでこの設備はこういう配置なのか、作業者はどう動くのか、とか色々聞きました。

私も興味がありましたし、何より面白かったんです。
それに経理実務に使えそうなのでなんでも聞いてみることにしました。

そうしますと心を開いてくれたのか、こちらが何も聞かなくても設備の特徴や、現場の方の性格なども教えてくれました。

現場の方々の情報を侮るなかれ

それと非常に助かったのが、現場の方々が長い工場の歴史を知っていたことです。
それを紐解くと、面白いことに経理の数字のトレンドとリンクすることがあります。

今から何年か前にこの辺りの大規模工事やったんだよね、とか言われて調べてみると、確かにそのときは生産量が減って、固定資産の取得が増えていました。

私はたまたまその工場に転勤しただけで過去の歴史は知りませんから、本当にためになりました。


その工場で起きたことは勉強しても知ることはできませんから、現場の方々から聞くしかありません。
知ったもの勝ちです。

よって工場の方々と信頼関係を築けば工場経理実務に役立つ有益な情報を得ることができるということです。

それにその工場の生産量やコスト等の数字を良いものにするには、現場の方々の力が絶対に必要です。
工場経理なんて、何も作れませんからね。

また工場の現場の方々は、その土地が地元の方が多いです。
私はたまたま会社の指示でその工場に転勤で行ったに過ぎません。

でも彼らはそこしか職場がないんです。
ですから頑張り度合いが全然違います。

昔やんちゃしていたような見た目の人も大変真面目で、むしろそういった人の方が役職が高かったりします。
しかも頭がめちゃめちゃ良い。

工場ではそんな人たちには敵わないので、工場経理実務で結果を出すために、時間を掛けてコミュニケーションを取りながら、味方になってくれるように信頼を勝ち取っていきましょう。

★ブログランキング参加中(応援の1クリックお願いします!)

にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次